【タクシードライバーの憂鬱】行先を言わない男

後部座席に乗り込むなり、「そこの角右ね」とおっしゃる若い男性のお客様。たまにいらっしゃいます。

近くまでだったり路地ばかりを行くのであればそれでも良いのですが。行き先がわからないと、ドライバーはいつ曲がれと言われても良いように、徐行に近い速度でしか走れません。そして、ドライバーは曲がれと言われなければ、基本真っすぐ進みます。

行き先を言わないのであれば最後まで責任を持って道案内をして欲しいのですが、今の若い人は少しでも時間があればスマホをイジり始め、そして指示を忘れるわけです。

暫くすると後席から「あれ、ここどこだ?」
ほら見ろ(笑)。
「〇〇駅に行きたいんですけど」
かしこまりましたと告げて、行き過ぎた道を粛々と戻ります。
結局普通なら1,500円くらいで行けるところを2,300円も払っていただきました。ありがとうございます。

ご乗車の際は、おおよその方面だけでもドライバーにお伝えくださいませ。

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