タクシードライバーの手袋問題

お客様とのお金のやり取りはトレイを介して行い直接手を触れ合うことをなくした店舗は多数ありますが、タクシーではお釣りや領収書を手渡しするようにしてます。ただ触れ合うことを嫌うお客様もいらっしゃるため(受け取る際にビニール手袋をされるお客様もいます)、ふだんは手袋を着用するようにしています。今日はその手袋の話です。

あまり売っているところは見かけないドライビンググローブですが、ダイソーなどの百均で購入することができます。私も最初に手にしたのはこれ。ただ、すぐに問題が発生しました。

タクシードライバーは、乗務中に多数の機器を操作する必要があります。タッチパネルのタクシー専用機器もいくつかあるのですが、古めのAndroid端末も備え付けられていて、スマホ配車アプリやQR他の決済方法を制御するために利用しています。これがクローブをつけたまま使えないとなると業務に大きく差し支えます。ダイソーの手袋は、手持ちのスマートホンは問題なく使えたりするのに、車載スマホは全く反応しません。これはなんとかせねば。

親指と人差指の指紋のところだけ外に出てれば問題ないよねと思い、安い手袋だったというのもあってハサミで指紋部分を切り抜いて使ってみました。確かにスマホは使えるようになるのですが、見た目がちょっと情けない。それに切った指先の爪側の布が捲れたり、使っているうちに切った裂け目が徐々に広がっていくなどするため、早々に使用中止しました。

次はネットで『スマホが操作可能なドライビンググローブ』を探してみました。数は多くないものの、数種類見つかったのでいくつか購入して試してみましたが、残念なことに使用に耐える手袋は1つもありませんでした。結構高いのも買ってみたのですけどね。確かにスマホは使えるようにはなるのですが、操作性はクソみたいに悪くなるため、非常にストレスがたまります。これも次第に使わなくなりました。

それ以外にも、ドライビンググローブには問題がいくつもあります。まず白いのがいけないのでしょうが、ハンドル操作とお釣りを渡すくらいしかしてないはずなのに、すぐに汚れが目立ってきます。そしてこの汚れが落ちにくい。普通に洗濯機に放り込んだだけでは、ほとんど汚れが落ちません。次第に使い捨てするようになりました。

また、白いグローブは基本伸びが殆どない生地で作られているのに、フリーサイズとなっているものが多くあります。またLサイズと記載されていても届くと「Sじゃね?」というようなものもありました。なので、自分の手に合うかとうかは買ってみないとわからないのが現状です。

結局スマホ対応グローブの使用は諦め、スマホ操作はすべてグローブをしていない右手で行うように工夫することで、お客様対応をする左手のみグローブをすることで落ち着いてきました。見た目はイマイチですが、スマホもストレスなく使えるため、これが一番良いと思ってます。ただ、グローブの左手だけを使うため、未使用の右手用グローブがたくさん出来てしまい、これをどう使おうかが悩みでした。
使い捨てインナーグローブ
そんなときに見つけたのが、DAISOの使い捨てインナーグローブ(ちょっと前はなかったはずなので最近でたのかも?)。両手兼用がなんと8枚も入ってます。色は黒。これを使えば、汚れが目立だず右手のをどう使おうか悩む必要がなくなります。使い捨てとなっていながらそうは見えない生地で、何度か洗って使えそう。しかも生地に伸縮性があるので、手の大きさが気になりません。欠点としては、インナーということで仕方ないのでしょうが、ハンドル操作などで少し滑りやすいです。あと何かに引っ掛けたりすると、すぐにびよーんと糸が出てきてしまうのですが、安いから許します。しばらくはこれを使ってみる予定です。

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