Pioneer COCCHi(コッチ) をAndroid Autoで使ってみた

9月末にリリースされた、パイオニアの新しいスマホナビCOCCHi(コッチ)をAndroid Autoで使ってみました。基本機能をスマホのみで利用するのであれば無料で利用可能なようですが、Android Autoを利用するには有料のプランに加入する必要があります。なお、初月は利用料無料となってます。お金を払ってまで利用する価値があるのかを試してみましょう。

利用したのは、Ver 1.0.001 Build 26だったはず。今の最新ではないので、下記記載の不具合は改善されている可能性があります。

Android Autoでの利用手続きが完了しているスマホにアプリを入れていれば、利用開始は簡単です。何と言っても地図が美しくて見やすい!コンビニやガソリンスタンド、主要な交差点名が分かりやすく表示されていて非常に好感触。50mスケールからのようですが、一方通行の表示も確認できて、 地図表示に関してはGoogleマップを圧倒してます。

ただし、アプリの作り込みはまだまだなようで、不具合をたくさん経験できます。車の発話ボタンを長押しした後に目的地を音声で指定すると、それ以前に目的地などは一切指定していないにも関わらず「立寄地を削除しますか?」と必ず聞いてきます。
COCCHi-1
これに「立寄地削除」ボタンを押すと「Android Autoで予期せぬエラーが発生しました」と表示されCOCCHiが必ず終了します。その後COCCHiは再起動しますが、もちろん目的地は設定されてません。「ルート削除」ボタンを押すか右上の「✕」ボタンを押すと目的地は設定されるようです。
COCCHi-2
ただ、条件はわからないのですが、音声での目的地検索は突然できなくなります。発話後に「ルートを検索します」と言うのですが、目的地が設定されることはなくなります。これは困ります。

機能的に足りないなと思うのが、地図をスクロールしていて表示している場所を目的地に設定できません。スマホ上であれば表示地点の長押しから目的地の設定は可能なようです。

あと、ルート案内中に立寄地の追加ができなさそうです。スマホ版にはその機能がありますので、Android Autoでも音声のみで追加できるようにしていただきたいです。

開発陣のポリシーなのでしょうが、ルート案内中は地図表示画面に余計なボタンを消しています。このため見た目は良いのですが、ルート案内を止めて再設定したい場合は、画面を一旦タッチしてメニューボタンを表示させた後にルート案内停止ボタンを押さなければなりません。ワンタップの違いだけですが、この一手間が煩わしいです。

ほんの数時間使っただけなのですが、ただ地図を表示させて見ている分には非常に良いと思うのですが、Android Autoでナビとして実際に使うとなると、課金して使う価値は今のところなさそうです。もう少し不具合が減ってからが良いと思われます。

COCCHi 本格的なカーナビをアプリで体験 Pioneer

Pioneer COCCHi(コッチ) をAndroid Autoで使ってみた」への1件のフィードバック

  1. いいネが見当たらなかったのでコメント残します。
    私はこの事を知らずにカロのDSPオーディオを購入しAndroid Autoからコッチを試して、愕然となりました。もっと早くにこちらの情報を知っていれば…良かったです。

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