機種変更などをして普段使いしなくなったAndroidスマホを、車専用にカスタマイズしてみます。具体的には、
- 充電開始(エンジン始動)時にスマホを起動(adb,Fastboot)
- 充電終了(エンジン停止)時にスマホをシャットダウン(Macrodroid)
- 格安なデータ専用SIMでの選定(y.u mobile)
を行いました。機種は、Google Pixel 7a。Android Autoでディスプレイ・オーディオに接続して利用予定です。
なお、下記を参考にして不具合が発生しても、一切責任は負えません。自己責任で行ってください。
操作ミスなどによりスマホが起動しなくなったり、バッテリー残量が0%にしてしまうとリブートを繰り返す事象が発生する可能性があります。
バッテリー内蔵のスマホを炎天下の車内に放置するのは危険なので、避けてください。
Pixel 7aで確認しています。他機種では項目の位置や名称が異なることがあります。
充電開始(エンジン始動)時にスマホを起動
電源オフの状態で車のUSBポートに接続しておき、エンジン始動と同時にスマホを起動させます。
起動後は車のディスプレイ・オーディオに接続するように設定しておきます。
- 開発者向けオプションを有効化
[設定] > [デバイス情報] > [ビルド番号]を確認。[ビルド番号]オプションを7回タップして「開発者向けオプションが有効になりました」の表示を確認。 - USBデバッグをON
[設定] > [システム] > [開発者向けオプション]へ移動。[USB デバッグ]オプションを「ON」に変更 - Android SDKプラットフォームツール
Windows 11 で、「Android SDKプラットフォームツール」から「SDK Platform-Tools for Windows をダウンロード」をクリックしてダウンロード。ダウンロードした「platform-tools-latest-windows.zip」を解凍。必要であれば「platform-tools」フォルダをC:¥などへ移動 - Google USBドライバ
Windows 11 で、「Google USBドライバ」から「Google USB ドライバの ZIP ファイル(ZIP)をダウンロードする」をクリックしてダウンロード。解凍後、「android_winusb.inf」を右クリック後に「インストール」。インストール後はWindowsを再起動 - 通信可能なUSBケーブルでスマホとWindowsを接続
Android側の通知で「USBデバッグが接続されました」と「USBファイル転送モードON」を確認。異なる場合は通知をタップ後に「ファイル転送/Android Auto」へ変更 - adb, fastboot
Windows PCで、[Win]+R を押した後 cmd と入力しterて「OK」。コマンドプロンプトを開く
下記はAndroid SDKプラットフォームツールを「C:\platform-tools」へコピーしたと仮定した手順
C:\Users\PCUser> cd \platform-tools
C:\platform-tools> adb devices
List of devices attached
38111JEHN00000 device ← このような行が表示されることを確認
上記の device行が表示されていること。表示されていない場合は、接続がうまくいってません
C:\platform-tools> adb reboot bootloader
スマホ画面が「Fastboot Mode」になっていることを確認
C:\platform-tools> fastboot oem off-mode-charge 0
OKAY [ 0.016s]
Finished. Total time: 0.018s
「OKAY」が表示されていれば成功。スマホの電源ボタンを押して再起動。USBケーブルは外す。コマンドプロンプト画面を閉じる - 動作確認
スマホの電源を落とした状態で、USBケーブルを接続して給電を開始。起動できれば完了
開発者向けオプション内のUSBデバッグを無効化しておく
開発者向けオプション自体も不要であれば無効化する
充電終了(エンジン停止)時にスマホをシャットダウン
機能実現のために、MacroDroidを利用します。利用開始から7日間は無料ですべての機能が利用可能なので、その間に確認を。継続利用する場合は、購入しましょう
MacroDroidで、マクロは3つ作成。「給電停止時一定時間後にシャットダウン」、「残量20%以下でシャットダウン」、「給電再開時はシャットダウンをキャンセル」を作ります
- 給電停止時一定時間後にシャットダウン

トリガー:
(バッテリー/電源) > (電源の接続/切断) > 「電源の切断時」
アクション:
(マクロ) > (次のアクション実行前に待機) > 「4分30秒」
※ 時間は自由に変更を
(機器の操作や動作) > (テキストを読み上げる) > (テキストに)「まもなくスマートフォンが再起動されます」
(機器の操作や動作) > (Androidショートカット) > 「「電源オプション」を表示」
(マクロ) > (次のアクション実行前に待機) > 「30秒」
(機器の操作や動作) > (UI画面操作) > (クリック) > (テキスト内容) > 「電源を切る」
条件:
なし - 残量20%以下でシャットダウン

トリガー:
(バッテリー/電源) > (バッテリー残量の変化) > (指定残量への増加/現象時) > 「~まで減少」「20%」
アクション:
(機器の操作や動作) > (テキストを読み上げる) > (テキストに)「残量不足です。充電してください」
(機器の操作や動作) > (Androidショートカット) > 「「電源オプション」を表示」
(マクロ) > (次のアクション実行前に待機) > 「1分」
(機器の操作や動作) > (UI画面操作) > (クリック) > (テキスト内容) > 「電源を切る」
条件:
なし - 給電再開時はシャットダウンをキャンセル

トリガー:
(バッテリー/電源) > (電源の接続/切断) > 「電源に接続時」
アクション:
(マクロ) > (待機アクションを中止する) > 「給電停止時一定時間後にシャットダウン」
(マクロ) > (待機アクションを中止する) > 「残量20%以下でシャットダウン」
(機器の操作や動作) > 「[戻る]ボタンを押す」
条件:
なし
MacroDroidは、いくつもの権限を付与しないと正常に動作しない可能性があります。うまく動かない場合は、MacroDroidのホーム画面左上の「三」をタップし、トラブルシューティングで問題が検出されていないか確認しましょう。
格安なデータ専用SIMでの利用設定
格安SIMの中で、「新規契約」、「3GB/月以上」利用でき、しかも契約時に必要な「初期費用が極力0円に近いもの」を選びました。いろいろ検討した結果、今回はy.u mobileのデータ専用に決定。比較検討したのは下記のとおりです。
- mineo「マイピタ」データ通信のみ
容量:3GB
月額料金:880円
契約事務手数料:3,300円
SIM発行手数料:440円
※ このリンクからの申し込みで事務手数料→0円 - IIJmio「データ5ギガ」データ通信のみ
容量:5GB
月額料金:860円
事務手数料:3,300円
SIM発行手数料:433円
※ IIJmio エントリーパッケージ購入後の申し込みで事務手数料→290円 - y.u mobile シングル データSIM(SMSなし)
容量:5GB→10GB
月額料金:800円
事務手数料:3,300円
SIM発行手数料:440円
※ y.u mobile エントリーパッケージ購入後の申し込みで事務手数料→450円
ギガ永久繰り越し(MAX100GB)なので、月により利用頻度が大きく変わる場合にGood


