営業車にEcho Dot(第3世代)を設置してみた

Echo Dot 3th
先日のPrimeデーで買っておいた、Echo Dot(第3世代)をタクシーの車内に設置してみました!

まず選択した機種ですが、Echo Dot(第3世代)です。最新版は第4世代ですが、価格面と設置スペース(高さ)の関係で第3世代を選択しました。こちらのほうが振動や横揺れに強そうですしね。


車載向きでない製品の使用となるため、2点ほどクリアしておく問題があります。電源問題とWi-Fi問題です。当営業車はもちろんまだまだ100Vコンセントがついている車は少ないのでUSB電源から給電できるようにするのと、利用料金をあまり気にせずに適当な速度が出るWi-Fiをなんとかします。

まずは電源ですが、Echo Dot第3世代は、DC12V(外寸:4.0mm, 内寸:1.7mm)で駆動します。これに適合したUSB給電ケーブルが「DC 5VーDC 12V USB電圧ブースタケーブル」です。入力は5V2AなUSB-Aとなります。


車内で利用するWi-Fiですが、1Mbps程度の速度があればなんとかなりそうな予感がしたため、mineo(マイネオ)のマイそくスタンダード(1.5M)に決定。平日の昼休みにはほぼ使えなくなりますが、それ以外は使い放題で月々990円でと激安です。モバイルルーター(FS040Wなど)に入れて使っても良いのですが、マイそくは通話も出来る契約なので、私は古いスマホに入れてテザリングして使います。

さて、一日使ってみての感想です。
エンジン始動のたびにスマートスピーカーの初期起動から始まるため、使えるようになるまでに少し時間がかかります(約45〜90秒)。もちろん自動で音楽の再生も再開しないので、命令してあげる必要があります(「アレクサ、再開」てOK)。

Echo DotにはWi-Fiアクセスポイントの簡単切り替え機能がありません(マイそくのお昼休み時間だけサクッと別の回線に切り替えるとかは不可。Wi-Fi変更には再セットアップが必要)。Wi-Fi復活後はタイミングを見計らって、止まっていた音楽を再生させる必要があります(「アレクサ、再開」てOK)。

音はあまり良くはない(たぶん第4世代のほうが良いはず)です。モノラルなスピーカーひとつなので、これは仕方ありません。Dotを2台設置してステレオにすることも可能ですが、なんか違う気がします。車内でBGMとしてかけるのであれば、許容範囲かと思いました。

市街地を走る程度なら滑り止めは不要な感じです。プラ素材の台の上にそのまま置いてますが、滑り落ちることもなく安定してます。逆に粘着テープが付きづらい底面加工なので、完全に固定したい場合は、専用壁掛けホルダーを流用すると良いでしょう。


車載用品でないので、ダッシュボードなどの直射日光が当たる場所や高温になる場所への設置は避けましょう。

機能的には概ね期待通りで、満足してます。運転中に声だけで音楽の再生やボリュームのコントロールが出来るのは、やはり助かります。ただ、音声の認識率は自宅で使っているより落ちるかもしれません。騒音源が多い車内のせいだとは思うので仕方ないと諦めています。車内利用にこだわるのなら、Echo Autoを考慮に入れたほうが良いかもしれません。

手元に何もないところから揃えるとなると結構な出費となりますが、手持ちのガジェットを流用するとか、オークションやフリマを利用するとか、ひとつ古い機種にするとか(例えばFS040WをFS030Wにするとか。ただしバッテリーレス運用するなら絶対040が良い)を検討すれば初期費用は落とせるかと思います。Amazonデバイスはセールになると劇的に安くなることがあるので、急ぎてなければ次のセールを狙うのも良いです。

通信費用も、月に1〜2回使えれば良い程度なら、povo2.0にして必要な時にトッピングを追加というのも良いかもしれません。

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