使わなくなったタブレットをデジタルフォトフレームに

自宅に余っているタブレット、ありませんか?使わずに眠らせておくのはもったいないので、デジタルフォトフレームとして生まれ変わらせましょう。今回はアンドロイド系タブレットのみのお話。iPadなら高く売れる可能性があるので、ホントに使わないなら売ってしまいましょう。

Android OSの搭載端末ならそのままで。AmazonのFire HDシリーズであれば、Googleプレイストアを使えるようにしておくことが必要となります。「fire hd google play」をググって使えるようにしておきましょう。

なるべく無料で不自由なく使えるであろうアプリをいくつか試してみました。簡単な特徴は、

  • Random Slideshow
    ・指定できるフォルダーは、ローカルフォルダまたはsmbサーバーのどちらか1つ
    ・日時などのオーバーレイ表示は出来ない
    ・ランダム表示可能
    ・ファイル削除機能あり(試してない)
  • iShow Didital Photo Frame
    ・ローカルのファイルとGoogleドライブ、Googleフォトなどに対応
    ・DisplayModeからの変更で、時刻をオーバーレイ可能
    ・広告が下部に表示され続けるのがウザい(消すのには110円)
  • タブレットdeフォトフレーム
    ・ローカルとSMB、Googleフォトなどに対応。ただ、ローカルはフォルダ選択不可(全画像が対象)
    ・日付・時間などのオーバーレイ可能
    ・切替時間、ランダム表示可能
  • デジタルフォトフレームPictia
    ・ローカル画像のみ。フォルダ単位の指定ができずにファイル単位での選択なのでファイルが多い場合は設定が面倒。
    ・切替エフェクトは5種類
    ・日付、時間オーバーレイ表示
    ・3時間に一度広告表示
    ・画像表示順にランダムがなく、時間指定不可(たぶん有料版なら可能なのかも。120円)

ということでいろいろ検討した結果、今回は「タブレットdeフォトフレーム」を使っていきたいと思います。表示したい写真は、今まで撮りためたGoogleフォト上の写真をローカルに保存して指定してみます。Googleフォトを使う場合はアルバム指定ができるみたいなので、好きな画像だけを登録したアルバムを作って指定してあげるのがベストなのだと思います。

なお、表示対象にしたい手持ち写真があまりなければ、「PAKUTASO」からのダウンロードがオススメです。

後はスタンドを用意すればOK。Amazonベーシックのスマホスタンドがお手頃で良いかも。壁掛けタイプも検討してみたいですね。

少し手間が必要ではありますが、タブレットの有効活用でいかがでしょうか。お部屋の雰囲気が変わりますので、是非試してみてください。

2022.07.02 15:15追記
タブレットdeフォトフレーム、なんか使ってると落ちますねぇ。環境がいけないのかアプリの不具合か不明ですが、ちょっと他のアプリも試してみます。とりあえず、Random Slideshowを利用しておきます。

2022.07.04 09:00追記
評価の高いFotoo デジタルフォトフレームを試してみました。さすがに機能とクオリティが高いです。画像はローカル、LAN、Googleフォト以外に、Dropbox、Google Drive、OneDriveに対応。切り替えイフェクト5種、ランダム表示、日付・時刻のオーバーレイ表示が可能。ただし、20分表示すると5分間の休止タイムがあり、その間は時間のカウントダウンが表示されます。Premiumにすれば、休止はなくなり、イフェクトは15に増え、BGMもかけられるらしいです。たたし、1,499円はちと高い。起動設定も色々できて非常に便利です。買ってみようかなぁ。5分の休止が気にならなければ、全然無料のままで良いと思います。

Fire HD 10でカーナビは出来るか

最近の新しい車であれば最初から大画面なカーナビを選べますが、先代ノートE12には付け替えようにも大画面なナビは選択できません。仕方なくタブレットを後付けする訳ですが、少しでもお安くしたかったのでAmazonのFire HD 10を使ってナビを使えるようにチャレンジしてみます。

いくつか条件がありますが、Fire HD以外に(GPS内蔵な)Androidスマホの用意と、FireタブレットでGoogle Playストアを使えるように細工をする必要があります。お約束ですが、FireタブレットにGoogle Play Storeをインストールすることは推奨されていません。保証対象外なので自己責任でお願いします。

Google Playストアを使えるようにする手順は検索すれば山ほど出てくるので詳しくは書きませんが、今回は”Amazon Fire ToolBox”を利用しました(別途Windows PCが必要です)。2021年5月現在、Fire HD 10の2019年モデル(第9世代)と2021年モデル(第10世代)でインストールできることを確認しています。

Fireタブレット以外に必要なAndroidスマホですが、専用で用意する必要はなく、お手持ちのものに “GPS2Bluetooth”を入れるだけでも良いです。インストール後はアプリを起動し、”START”ボタンを押すだけ。端末再起動やアプリを終了した場合は、都度”START”を押します。

タブレットのほうは、まずBluetoothの設定でスマホとペアリングしておきます。その後”Bluetooth GNSS”をインストールします。インストールしたら、タブレットの設定で開発者オプション内の”仮の現在地情報アプリを選択”で”Bluetooth GNSS”を選択しておきます。Bluetooth GNSSを起動して右上の歯車をタップし、”Select Bluetooth Device”からGPS2Bluetoothをインストールしたスマホを選びます。”Auto-reconnect mode”のチェックを入れておくと、自動再接続してくれるのでちょっと便利です。設定が終わったら元の画面に戻り、右下の青いBluetoothボタンを押して、”Connected”と表示されれば完了です。後はタブレットで普通にナビアプリを使うだけです。

これ以外にFireタブレットが接続できるWi-Fi環境が必要ですが、これは別途モバイルルーターを用意するか、パイオニアの車載用Wi-Fiルーターの導入、またはスマホのテザリングで対応しましょう。以前紹介させていただいたMacroDroidを使うと、車内などで給電開始をきっかけとしてテザリングを開始する事が自動でできるようになるので、(対応機種なら)手間なく利用可能です。

Fire HD 10は、2021.05に”第10世代”となる新しいモデルが発売されました。第9世代と比較してスペックはあまり変わってませんが、メモリが2GBから3GBに増強されてます。ナビを動かしながら動画を見たり複数のアプリを同時に動かす場合、メモリに余裕のあるニューモデルの方が動きがスムーズな印象でした。ストレージは32GBで十分。足りない場合はMicroSDで必要な分を増やす方が現実的です。また、車で使う場合は画面の反射が非常に気になるので、反射防止(ノングレア)なフィルムを貼るのが良いと思います。

さて、実際にナビとして使えるかですが、正直厳しいです。GoogleマップとYahoo!カーナビで試してみました。Googleマップでは起動直後の自車位置は正しく表示されるのですが、車を走らせても自車位置が動いてくれませんでした。Yahoo!カーナビでは、自車アイコンの方向が正しく取得できないので、横にスライドして走っていたりずっとバックで走行しているような状況になり、ルート案内に支障がありました。利用しているGPS関連のアプリやナビアプリの相性があるかもしれないのですが、今のところ満足に使えない状況です。

ちなみに。
32GBな第9世代はすでにAmazonでは買えなくなってるようですが、フリマでは簡単に買えるので中古が気にならなければオススメです。

10インチのAndroidタブレットを車載してみた

大画面ナビや動画視聴のために車にタブレットを搭載しています。以前はiPad第6世代のセルラーモデルを使っていたのですが、ストレージが少なすぎて、オフラインマップや動画ファイルを3つくらい入れたらすぐにいっぱいになってしまいました。iPadの新し目な中古も考えたのですが、やはり中古市場でもiPadは高すぎて手が出ず。GPS内蔵なセルラーモデル必須なので弾も少ないですしね。それにiPad6thは熱に非常に弱いみたいで、すぐに高熱のため使えませんメッセージが出ていました。このため、試しにAndroidタブレットに置き換えてです。
タブレット
購入したのは、TECLAST M40という端末です。選んだ基準は、10インチ級、Android10以上、GPS、SIMフリー(使わないかもだけど)、128GBストレージといったところ。本当は2万円以下で何とかしたかったのですが、選択肢が少なかったので若干予算オーバー。

購入して3週間ほど利用した感想です。
まだ梅雨にも入ってませんがそこそこ気温が上がってきた最近、車内温度もだいぶ上がってきましたが、M40の熱耐性はなかなか凄いです。直射日光が当たるところに放置しておくと結構な温度まで上がるのですが、まだ高熱だよ画面は見たことがありません。ホルダーを使ってエアコン吹き出し口からの風が背面に少し当たる場所に設置していますが、背面がアルミのせいか、冷えるのはすごく早いみたいです。この点は車載に向いてそう。内部の結露がちょっと心配ではあります。

位置情報の精度も、特にiPadとの差も感じられず良好です。横置きにした時の本体下部にステレオスピーカーを搭載しており、本体からの音の再生も十分な音量です。音質はまぁ値段相応。Bluetooth接続して使うのも問題なくできるので、好みで選ぶとよいと思います。

そして、ストレージの多さは魅力です。カーナビタイムとGoogleマップのオフラインマップを作成し、動画を20本入れてもまだ半分も使ってません。使い方にもよると思いますが、最低64GBあると問題ないかも。この機種もそうですが、MicroSDが使えるのもiPadにはない利点です。

M40の現在の不満点は今のところ一つだけ。それはディスプレイです。買った直後に車に載せてみたところ、画面が反射しまくりで昼間はほとんど見られませんでした。これはアンチグレア(反射防止)フィルムを貼ることで解決します。マイナーな端末だからPDA工房さんくらいしか出してないかと思ったら、Amazonには複数みつかったのでラッキーでした。PDA工房さんは対応端末は異常なくらい多いけど少しお高めなのよね。

反射はフィルムを貼ることで解決できましたが、如何せん画面が暗い。車載には致命的に暗すぎます。晴天な昼間に車内で使うにはちょっと厳しい。室内で普通に使うなら全く問題ないのでしょうけど、明るさは使ってみないとわからないですからねぇ。困りました。この個体の問題なのかなぁ。どうなんだろ。そう簡単に次から次へと買い換えられないのでしばらくは使ってみますが、ちょっと代替策を模索開始です。安い中古のFire HD 10に外部GPSは使い物になるのかなぁ?