SMART USENを可能な限り簡単操作で聴き続ける方法を考えてみた

本業のタクシーでは1日に16時間くらい車の中にいるのですが、運転しているあいだ中、持ち込んでいるBluetoothスピーカーを使って音楽を聴いています。


音楽配信のサブスクのうち現在契約しているのは、Amazon Music UNLIMITED(¥1,080/月)、Youtube Music Premium(¥980/月)、SMART USEN(¥539/月、iTunesは550円/月)の3つ。我が家では風呂とトイレ以外のすべての部屋にechoデバイスが設置されているため、Amazon Musicはやめられません。Youtube Musicは本家Youtube Premiumに付いてきたサービスなので実質無料で利用中。主に自家用車内で利用してます。

SMART USENは契約してまだ1年弱くらいなのですが、一番使っているサブスクだと思います。家庭内に専用装置を設置して聴けるあの「USEN」に比べればチャンネル数は遥かに少ないのですが、他にはあまりない『ボサノヴァ』系のチャンネルがたくさんあって重宝しています。

ただし、SMART USENにはひとつ大きい欠点があって、無操作での連続聴取が3時間までに制限されています。通常利用であれば困る事は少ないのかもしれませんが、私のように十数時間付けっぱなしにしたい人にとっては困った制約です。前触れもなく音楽の途中で突然再生が止まるので、聞き流してるだけなのだけれど気になります。再開するには、スマホを取り出し、アプリを開き、再生ボタンを押す必要があります。さすがに運転中には出来ないため、なかなかのストレス。という訳で、これをまたまた『MacroDroid』を使って何とかしてみます。なお利用しているスマホは常にGoogleマップを表示していてバックグラウンドでSMART USENを利用しています。仕事中は「自動スリープ防止」アプリを利用し、マップ表示中はスリープしないように設定しています。

極力少ないタップで音楽をすぐに再開できることを目的に、下記の通り設定を行いました。
SMARTUSEN_MacroDroid
トリガーは、「ユーザー操作」-「フローティングボタン」を利用していますが、お好きなものを。フローティングボタンの設定では、[アイコン設定]からお好みのアイコンを選びます。上のスクショでは無効にしていますが、「機器の動作」-「音楽/サウンド再生」を「停止時」の設定を行うと、再生が停止すると直ちに再開されるので、永遠に音楽が流れ続けます。この時再生を停めるにはこのマクロを無効にします。

アクションは、「アプリ」-「アプリを起動」-「アプリを選択」から「SMART USEN」。「マクロ」-「次のアクション実行前に待機」で「1秒」。「機器の操作や動作」-「UI画面操作」では「クリック」を選択後に「アプリで自動判定」。ホームが表示されるはずなので「SMART USEN」アプリを起動します。その後画面上端から下方へスワイプして通知を開き、「UI画面操作を識別」をタップします。SMART USENの画面に戻るはずなので、下部の再生ボタンをタップします。UI画面操作のエントリーが追加されていればOK。その後は、1秒待機後にGoogleマップを起動するように設定しています。
なお、条件は設定しません。
SMARTUSEN_Floating
フローティングボタンを選択すると、上記のようにアプリ上に常時ボタンが表示されるので、邪魔にならない場所に移動して使います。フローティングボタンが嫌な場合は、Androidのウィジェット追加設定からMacroDroidの(先頭にある)「カスタム」(事前にトリガーで「ユーザー操作」-「ウィジェットボタン」-「カスタム」での設定が必要)またはMacroDroidの(末尾にある)「ショートカット」を選択した後に起動したいマクロを選択します。

Ai-Boxでライブ壁紙が消えてしまうことがあるので何とかする

カスタマイズがほぼ終了したAi-Boxですが、少し問題が出てしまったので、抜本的な解決ではないのですが対策をしてみました。

問題というのは、設定している「ライブ壁紙」の設定がたまに消えてしまい黒背景になってしまうこと。頻度としては、毎日運転をしていて数日に一度くらいの割で発生してます。現在使っているのは「Cartogram」というダイナミックマップ壁紙ですが、これを利用する前に使っていた「透明時計&天気」のお天気ライブ壁紙でも同現象が発生していたため、アプリの問題ではなくてAi-Box側の問題だと推察されます。これがこのDAIB001A固有の問題なのか定かではないのですが、サポートに問い合わせても「仕様」と言われるか「サポート対象外の利用方法」などと言われるのがオチなので、自分で何とかします。

こんな時に頼りになるのは「MacroDroid」さんなので、程よいタイミングでライブ壁紙を再設定するマクロを組んで対処します。

アクションの中に「機器の設定」−「壁紙を設定」−「ライブ壁紙(プレビュー)」という項目があったのですが、残念ながらマクロのみでライブ壁紙の設定は出来ないようです。
MacroDroidライブ壁紙
仕方なく「UI画面操作」を駆使して対処します。
MacroDroidライブ壁紙設定
Cartogramを起動した後、「機器の操作や動作」−「UI画面操作」から「ライブ壁紙」、「追跡」、「壁紙を設定」、「ホーム画面」を順次クリックし、最後に「ホーム画面を表示」させます。各アクションの間には「マクロ」−「次のアクション実行前に待機」で適当なウェイトを入れてます。そして開始から終了まで「MacroDroid固有」−「フローティング文字」で文字を表示させておきました。「自動で非表示にする」秒数も、要調整です。

さて、これを起動させるトリガーなのですが、「機器本体を起動時」にすると毎回処理が走って少しウザいので考え中。今のところ自宅駐車場では宅内Wi-Fiが受信できてAi-Boxが自動接続するようにしているため、接続されたタイミングでのみこのマクロが動くようにする計画です。

DreamMaker AI Boxのカスタマイズなどなど

AIBoxを購入する際に実現させたいと思っていたことが、走行中に地図表示と他のアプリの2画面表示です。これも無事実現できました。
AIBoxの2画面表示
写真はGoogleマップを開きながら、VLCでの動画を再生しているところです。これが出来たおかげで、助手席前に設置していたミニタブレットが撤去できそうです。


ただ全てのアプリが2画面表示に対応している訳ではないため、私がAIBoxにインストールしたアプリでどれが対応しているのかを試してみました。

画面分割可能アプリ
・Googleマップ(ナビゲーションパスに設定していない場合)
・HereWeGo
・Youtube
・Prime Video
・U-NEXT
・Xit Wireless
・VLC
・Youtube Music
・Chrome

画面分割できないアプリ
・Yahoo!カーナビ
・My NP1
・Amazon Music

地図アプリで対応していたのがGoogleマップとHereWeGoだけだったのが残念。HereWeGoの地図は見やすくて良い感じっぽいのですが、ベータ版ということもあり使い勝手はまだまだなので、Googleマップ1択という感じでしょうか。

AIBoxにはMicroSDとNanoSIMのスロットが付いているためこれも有効活用しましょう。SIMを入れることにより車内での使い勝手が増すので、すでに車内Wi-Fi環境がある人を除き利用することをオススメします。私はDocomo系のMVNOを使って問題なく利用できています。そしてSIMを入れたあとにAIBoxでテザリング設定を行うことで、車内Wi-Fi環境を利用できるようになります。
AIBox起動時には自動でテザリングがオンにならないため、MacroDroidアプリを利用します(無料の範囲で使えます)。設定内容は以下の通り。
Macrodroid
・マクロ名(任意)
 起動時テザリングON
・トリガー
 [機器の動作]-[機器本体を起動時]
・アクション
 [接続]-[テザリングのON/OFF]-[テザリングをONにする]

これだけで、いつも車内で無線LANが使えるようになります。

続いては、ランチャーの変更をしてみます。デフォルトのランチャー(ホーム画面)はなかなか使いづらいと感じてしまうため、自由度の超高いNova Launcherを使ってみます。アイコンやウィジェットを好きなように配置し、Novaをデフォルトのホームアプリに設定してみたところ、非常に快適に使えるようになったのですが、唯一にして最大の問題点が発覚。なんとNova Launcherをデフォルトホームアプリにすると、2画面表示が出来なくなります。これはタスクリスト表示が出来なくなるためで、如何ともし難い。仕方なくホームアプリは変更せずにNovaを自動起動設定にして利用しています。

ちなみに自動起動アプリは複数登録できるので、私は1番目にNova Launcher、2番目にGoogleマップを指定しています。音楽アプリは自動起動に登録しなくても前回再生していた続きから自動で再生される事が多いですが、いつもでは無いようなのでよくわかりません。

最後にサポートについて。一度だけメールで問い合わせを行ったのですが、非常に好感を持てる対応でした。日本の会社で日本人の方が対応していただけるのが、安心感があります。

DreamMaker CarPlay AI BoxはAURAに使えます!

ニッサンAURAのNissanConnectナビに、AAWirelessを利用してWireless AndroidAutoを利用していたのですが、不具合により利用できなくなってしまったため別途購入したのが、DreamMakerのCarPlay AI Boxです。確実に利用できるかどうかどうか不明だったのですが、チャレンジです。なお、AI Box利用にはネット接続環境(車内Wi-FiまたはNanoSIM)が必要です。
AIBoxの大きさ
本体の大きさは思っていたよりも小さく軽いです。iPhone12 miniと比較してもだいぶ小さめ。これであれば置き場所には困らなそうです。Type-CとType-A両方のケーブルが入っていましたが、Type-CでAURAナビのポートへ接続。念のためナビに登録されているBluetoothデバイスは全て削除してから行いましたが、簡単に接続完了できました。補助電源ケーブルは購入する必要はなさそうです。


接続後にまず行ったのが、確実に利用しないアプリの削除と必要なアプリのインストールです。アプリの削除は「設定」アプリのAndroid設定から、インストールは「Playストア」アプリから行いました。ドロワーからも削除できるかもしれないけど、どうだったかな。私はNetflixやHuluなどを削除し、プライムビデオやU-NEXT他をインストール。この辺りは普通のAndroidスマホと一緒です。

AI Boxの起動時間ですが、通電開始後からランチャー画面が表示されるまでには結構時間かかってしまいます。ただ、AURAはキーのアンロック時からUSBポートには給電開始されているようで、AI Boxを接続したままであれば、車に乗り込んでナビ画面が起動する頃にはAI Boxも起動してくれる(ちなみにナビにはCarPlayとして認識されます)ので、起動が遅くて困るということはありませんでした。

とりあえずアプリを色々試してみます。
Googleマップは、Androidタブレットで利用しているのと同様に操作可能です。起動速度や動作はスムーズで違和感なしです。ただ少し使っただけですが解決できていない問題点が2点あります。Android AutoでGoogleマップ利用時は、ステアリング右側の発話ボタン長押しで目的地設定が音声で設定可能ですが、AI Box利用時は使えません。音声で目的地を設定するには、目的地設定フィールドにあるマイクボタンのタップが必要なようです。これはGoogleマップというよりはアシスタントの問題なのですかね。
マップでのデータ使用量削減のためオフラインマップの利用はしたいのですが、うまく動作しません。ダウンロード対象のエリアを選択する時、地図の拡大・縮小が出来ません。このため、ダウンロードは出来るのですが近隣エリアのみしか選べず、実質使い物になりません。
この2点については、サポートへ連絡してみたいと思っております。

ディスプレイ上に常に時計を表示したいと思い「いつでも時計」アプリをインストールしたのですが、このアプリが起動されるとタッチ操作が効かなくなるため、AI Boxの操作がほぼできなくなるので要注意です。想像ですが、「他のアプリの上に重ねて表示」権限が必要なアプリとデフォルトのランチャーの相性が悪いのではないかと思ってます。

という訳で、若干クセがあり使いづらいところもありますが、AURAのナビ画面が普通のAndroidタブレットのように使えることがわかり、イロイロ遊べそうです。ガジェット好きにはオススメです。
メーカーの商品詳細ページには設定に関する動画がいくつか載っています。Androidを使い慣れていない方は観ておくと良いかもしれません。

続いては、AIBoxをカスタマイズしてみます

2023.12.07追記
ピンチイン/アウトの代替方法について記載しました。

AURAのワイヤレス充電器にファンを追加

最近のドライブ中は、常にWireless Android Autoを実現できる「AAWireless」でスマホを接続して使っております。乗車後にいちいち結線することなく利用できるのでこの上なく便利なのですが、長距離ドライブ中は充電が心配になってきます。このため、ワイヤレス充電未対応のマイ・Androidスマホを無線充電可能にするガジェット「ワイヤレス充電レシーバー」を使って、AURAのワイヤレス充電器に載せるだけで無線充電できるようにしてみました。


充電器のスペックのせいなのか、充電レシーバーの制限なのかわかりませんが、充電はできるようになるのですが、速度はあまり早くありません。それよりも気になったのが、その発熱量。構造上スマホに密着して利用することになるため、充電中に発熱による機能制限が発動することがよくありました。それに、あのワイヤレス充電器の場所は、熱がこもりそうですよねぇ。
冷却ファン
素直にワイヤレス充電対応のAndroidスマホに買い替えればよいのでしょうが、iPhoneと違いQi対応機種はほとんどがハイエンド機。おいそれと手は出せません。仕方なく対応策として、小型の冷却FANを充電器上に取り付けてみました。パソコンや周辺機器に利用されるような40mm冷却ファンをUSB Type-Cからの給電&風量調整スイッチがついた製品です。

取り付けは、超強力両面テープで張り付けるのみ。気を付けることとしては、ファンの向き(吹き出た風がスマホに当たる向き)と天井とファンの接着面はなるべく隙間を空けて、空気が通りやすくしてあげることくらいです。

さっそく取り付けてしばらく使っているのですが、体感上3℃程度の温度低下効果がありそうです。騒音は全く気にならず、つねに最強にして使っています。おかげで取り付け後に高温による速度制限は、以降一度も経験していません。

2023の夏の暑さはピークを越えたようですが、ワイヤレス充電中の発熱に困っている方は、試してみるとよいかもしれません。